和寒町の基幹産業である農業は、家族労働で賄う家族経営体が多く、従事者の高齢化によって労働力不足が問題となっており、農繁期におけるパート労働者の雇用や高齢者事業団の活用のほか、人材派遣会社や外国人技能実習生を活用するなどして不足する労働力を補っている現状にあります。持続的で安定した農業経営のためには、安定した農家所得を実現し、農家子弟の円滑な就農への継承やUターン者を含めた新規就農者の確保に向けた取り組みを進めます。下川町は、町面積の約9割が森林で覆われ、約4,700haの町有林を有しています。年間約50haの伐採と植林、適正な森林管理「伐ったら必ず植える」を60年サイクルで続ける「循環型森林経営」を理念に、伐採された木材は、地域内で様々な形に加工し、付加価値を高めて地域外に流通させ、原木の安定供給と雇用の確保を図っています。循環型森林経営を基軸に、国から、環境モデル都市、環境未来都市、SDGs未来都市などの選定を受けながら、経済・社会・環境の三側面の調和による持続可能な地域社会の実現を目指しています。キャベツ下川町の市街地主な観光ポイント塩狩峠一目千本桜、夫婦岩、南丘森林公園主な観光ポイント万里長城、五味温泉南瓜収穫下川町の森林■お問合せ先和寒町まちづくり推進係☎0165-32-2421📥ki-kikaku@town.wassamu.hokkaido.jp■お問合せ先下川町総務企画課SDGs推進室☎01655-4-2511📥seisaku@town.shimokawa.hokkaido.jp地域振興事業/林業・林産業振興事業/農業振興事業/快適住まいづくり促進事業などー夫婦岩植樹祭の様子70農業の振興と担い手の育成・確保「持続可能な森林経営」のために■プロジェクト産業の振興により安定した雇用と活気をつくる事業新規就農者の確保・後継者育成振興の奨励■プロジェクト下川版SDGsによる地域創造事業事業年度・事業費令和2年度~6年度事業年度・事業費令和5年度~6年度175,980千円和寒町人口2,892人(2024.2)下川町人口2,933人(2024.2)SDGsを取り入れ、人も資源もお金も循環・持続するまちを目指して産業の振興により安定した雇用と活気をつくる事業
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