「創る」第15号
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酒づくり関係者の皆さんです。社の北村製造部長、髙砂酒造株式会社の石倉社長、合同酒精株式会社旭川工場の水口工場長、酒米生産者の代表として上川地区酒米生産協議会の今野会長、そして旭川市の品田経済部長にお集まりいただき、新型コロナウイルス感染症の影響による飲食店での消費の減退、観光需要の落ち込みにより日本酒の需要が減少する中で、皆さんの置かれている状況やそれに応じた取組についてお伺いしました。響として、「日本酒出荷量が前年比7割減となった時期が3ヶ月ほど続いた」、「自粛による飲食店での消費減の影響が大きい」、「日本酒の販売状況の悪化を受け今後の酒米生産の予定も不透明」といったお話をいただきました。として、酒造メーカーの皆さんからは過剰在庫をブレンドした商品の特価販売、ソフトクリームやチーズなど異業種とコラボした商品の展開といったお話があり、旭川次に紹介するのは、旭川市内の酒造メーカーから、男山株式会新型コロナウイルス感染症の影また、日本酒の消費拡大の取組市からは、地酒セットや飲食店で使えるプレミアム付きチケットの取組が紹介されました。また、酒米生産者でもある今野会長からは、現在道内で作付けされている酒米3品種(吟風、彗星、きたしずく)はそれぞれ特性があり味わいが異なるため、それを活かして話題づくりもできるのでは、といったお話をいただきました。なお、懇談会場となった男山株式会社には「酒造り資料舘」があり、350年に及ぶ男山の歴史や日本の伝統文化である酒造りに関する貴重な資料が展示されており、試飲ができる売店コーナーも備えています。知事も懇談前に、資料舘を視察しました。▶「男山酒造り資料舘」の視察の様子(下は、試飲・売店コーナー)ぎんぷう創る(当日の知事の言葉から)いま北海道の日本酒は皆さんの努力によって素晴らしい評価をいただいており、その状況はコロナ禍においても変わっておらず、むしろ向上しています。消費拡大に向けた皆さんの様々な努力を多くの方に知っていただくとともに、感染対策を万全にしながら、安心して旭川など道内各地にお越しいただき、日本酒をはじめすばらしい食を味わっていただくため、道としても取り組んでいくので、皆様のお力添えをいただきたいと思います。旭川市内の酒づくり関係者編◆「なおみちカフェ」から14※なおみちカフェの動画は、こちらからご覧いただけます。鈴木知事が、北海道創生に向けて、様々な分野で活躍されている方をお訪ねし、その取組や地域への思いなどをお聞きしています。同行した職員から皆様にその様子をお伝えします。なおみちカフェ

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