「創る」第15号
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))▲▼」」外貨」取組について今後の展開について資本金は1000万円で、町やJA士幌町、町商工会などが出資しました。社名は士幌の農畜産物に付加価値を付け、引き立てるという願いを込め」応援する」という意味から「CheerS」としました。「ともに学び、ともにつくる。つながる未来へ」を企業理念に、これまで特産品開発や販売促進事業などを中心に取り組み、2年半が経過しました。町内の農畜産物生産者や町立士幌高校と連携し、町特産のシーベリー果実を原材料に特産品を開発・販売し、その売上額は年間550万円を超えるまでになりました。士幌高校とは、会社設立の準備段階から「ひとづくり」の面でも連携を図っており、農畜産物の生産・販売を学ぶ「アグリビジネス科」や食品加工・流通に関する基礎・基本を学ぶ「フードシステム科」を卒業した生徒が即戦力としてCheerSに採用され、事業経営の中心・原動力として活躍しています。また2019年4月、旧道の駅の建物を改修し整備した農畜産物加工研修施設「しほろキッチン」が完成。施設の指定管理業務を受託し、施設の運営管理と地域資源である農畜産物を利用した食品の加工・製造の研究試作、技術研修を町民や地域内事業者を対象として実施し、そこから新たな商品や創業・起業を創発しています。このほか人材育成の取組では、関西大学の学生を受け入れる農業インターンシップを2019年に実施しました。農場でのジャガイモ収穫作業、酪農の生産から加工、販売までを学んだほか、農業現場でのIT乳ロボットの見学などを体感し、参加した学生からは「本州では、農業に対して、所得が高くなく作業がきついなどあまり良いイメージが持たれていないが、士幌町は農業の先進地で所得も高く、ITを取り入れたスマート農業が進んでいる現状や体験したことを多くの人に伝えたい」との声も聞かれました。情報技術活用事例として搾2019年度に士幌高校地域資源専攻班の生徒達とともに、香辛料の商品名で知られるタバスコにあやかり、シーベリーや唐辛子などを合わせた辛味ソース「SHIBESCO(シベスコ)」を開発しました。辛さの中にもシーベリーの酸味が効いた味わいが特徴で、新たな町の特産品として主に道の駅「ピア21しほろ」や十勝管内の地域特産品を扱う直販ショップで旅行客や富裕層をターゲットに売り込み、完売となったことから、さらに付加価値を高めた新商品を開発し、今年度中の販売を計画しています。士幌高校の生徒達が、食品加工や6次産業化などについて学び、育てている牛の生乳や農作物などを使い様々な加工品の開発、商品化に取り組み、「CheerS」はそれを販売につなげ、販売で得た収益を地域に還元できるよう連携した取組を進めています。地域外からを稼ぎ、稼いだ外貨や雇用者所得などの資金を地域内で循環させるビジネスモデルを今後も積極的に展開する予定です。2020年7月からは、コロナ禍にあって、外出の自粛により影響を受けた町民の社会生活の支援と地域経済の回復を目的とした新たなプロジェクト「まちなか賑わい創出事業」を実施しています。この取組を進める中で、新型コロナウイルスの飛沫感染防止のため、軽量で安価なプラスチック製ダンボール・パーテーションを障がい者就労支援施設と共同開発し、販売で得た収益を就労者へ還元する「商福連携」事業も開始しています。新たな日常「新しい生活様式」の対応に向けた自立的な地域経済の構築や新たな付加価値を生み出す消費の促進、社会生活環境の整備・普及促進事業などを通じ、「しほろの未来を創る地域総合商社として今後も事業を展開していきます。創る▲シーベリー(上)とそれを活用した2019年に実施した農業インターンの様子本記事の取組は、士幌町役場総務企画課で担当しております。お問い合わせ先TEL:01564-5-5212E-mail:chousei@shihoro.jpシベスコ(左)/シーベリーソーダ(右)しほろキッチンでの食品加工研修の様子▲士幌高校と連携し▲障がい者就労支援施設と共同開発した飛沫感染防止パーテーション新商品の開発・販売を実施10

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